飛砂走石の楽屋裏

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 【飛砂走石の楽屋裏】

 「飛砂走石」という名前は、アニメ・漫画を作ってWEBで公開している創作集団の総称で、個人名ではありません。

 メンバーは20〜40代の、飛砂1石・2石・3石・6石・7石・13石・28石・777石という年齢も職業も性別もバラバラな8名が在籍しています。

 以前の代表者は飛砂1石さんだったのですが、現在育児休暇中(笑)でネット休止しているため、飛砂777石が代理で代表をしています。

 何も表記がなく「飛砂走石」とあった場合は、飛砂777石のことだと思って下さい。


 【ありがとうフラッシュの楽屋裏】

 まず最初に告白します。(^^;

 私(飛砂777石)は、いわゆる「2ちゃんねらー」としては低レベル(?)な者です。
 2ちゃんねるは速報性のある情報収集の場としてたまに覘く程度で、書き込みは年に数回するかどうか程度です。
 それが地震関係の情報を得ようとして臨時地震板に行ったとき、たまたま出会ったのが【(・○・)】 上越新幹線とき号 【JR束】 のスレッドでした。

 偶然私に近い人物が数人乗っていたこともあり、また「安全神話崩壊」等のネガティブ報道に疑問を持っていたため、私にも何か出来ないかと考えてフラッシュ作成を思いつきました。
 最初私は、「とき」と地震について客観的にまとめたような、ちょうど「ありがとうフラッシュ」の前半部分のような形で最後まで作るつもりでした。

 そんな時に観たのが、初代スレ674(railway3030)さんの作った最初のフラッシュです。
 最後に「ばいばい」と手を振る「とき」を観ていたら、なんだか「とき」が何かを語りかけて来ているような気になりました。
 何かを一生懸命訴えているようにすら感じました。
 「とき」は、いったい何を言いたいのだろう・・・と考えたとき、ふっと心に浮かんだのがKOKIAさんの「ありがとう…」という曲です。
 「とき」がしゃべれたとしたら、うらみごとなんかは絶対言うはずもなく、乗ってくれていたお客さんに感謝し、『ありがとう、終点まで走れなくてごめんなさい』と伝えたいはずだ、と感じました。

 この時、「ありがとうフラッシュ」の概要が私の中で出来上がりました。

 しかし無機物を擬人化することは、作品的に非常なリスクを伴います。
 上手く表現しないと閲覧者の反感を買い、「安易な手法に逃げている」、「泣かせようとしているのが邪魔」、「作者のやり方は汚い」等の批判を受けることになりかねません。
 私が罵倒されるのはかまいませんが、それにより「とき」のイメージまで悪くなってしまう事態にだけはなりたくありませんでした。
 自分では、感動を強要するような演出は極力控えたつもりなのですが・・・。

 そしてさらにもうひとつ、問題が出来ました。
 私としてはこのフラッシュのBGMは、KOKIAさんの「ありがとう…」以外は考えられなくなりました。
 しかし市販の楽曲を使うとなれば、その寿命は必然的に短くしなければなりません。
 以前も、同じように市販の楽曲を使ったフラッシュを期間限定でアップしていて、2ちゃんねるに紹介されて一日数千ヒット程度したことが何度かありましたが、そのときはどれも数日で収まり、すぐにアクセスは元通りになってサーバーからのクレームもありませんでした。
 そのため今回も、一ヶ月以内の期間限定なら大丈夫だろうと考えたのです。

 でも・・・
 ご存知のようにすごい評価を得て、一日最高6万ヒットという状態になってしまい、一週間も経たないうちに削除命令が来てしまいました。

 いささか軽率だったなと反省しています。


 このフラッシュを閲覧した皆様に、お願いがあります。
 この作品の評価で、擬人化したことに批判的なものをたまに見ます。
 これはすべて私の力不足のせいであり、このことで作者の手法を批判するのはまったくかまいませんが、いっしょに「とき」にまで反感を持たないでやって下さい。
 「とき」は本当にガンバったのですから。
 どうか、それだけはお願いします。


 ≪制作DATA≫ 準備 : 一週間  実制作時間 : 13時間


 【ただいまフラッシュの楽屋裏】

 これは、いま思い出しても「よく作れたな」と変に自分で感心してしまいます。

 「ありがとうフラッシュ」を著作権の関係で急遽削除することとなり、ある意味「無理矢理作った」フラッシュです。

 通常私はセリフをあらかじめ熟考し、タイムシートというものを作って曲と映像の同期を取るのですが、この時はそれらをやる時間がまったくなく、曲に合わせて思いついた文章をカンで合わせながら作って行きました。

 まさにぶっつけ本番で作ったのですが、どうやらそれがかえって上手く作用し、作品全体に独特のリズムが流れているような作品となったように思います。

 たまに、『「とき」フラッシュの中で一番感動したのは「ありがとう」だけど、一番泣いたのは「ただいま」だった』という感想を頂くことがありますが、作者としては作っている時、仕事が忙しくてなかなか時間が取れず何度か制作を断念しようと思っただけに、本当に作って良かったと思っています。


 ≪制作DATA≫ 準備 : なし  実制作時間 : 8時間


 【英雄たちの夜フラッシュの楽屋裏】

 これは背景画面の光のループ点滅がなかなか上手く決まらず、短編のわりに制作時間は長くかかってしまいました。


 私は免許を取ってすぐ車を買ったのですが、それに10年ほど乗り、次に買い換えようかという話になったとき・・・
 その車が「いっしょに走って楽しかったよ」と言ってるみたいでどうしても買い換えられませんでした。(^_^;

 そしてそれからさらに10年経って父が死に、父の車か自分の車かのどちらかを廃車にしなければならない状態となってしまい、ついに自分の車を手放すことになったとき・・・
 もうスクラップになると分かっている車を洗車し、ワックスかけてピカピカに磨きあげ、20年もの間、まったくの無事故でこれたことを感謝し、業者に引き取ってもらった後号泣しました。

 元々そんな性格でしたから、とき絵本制作板で74さんの「鉄板の腹巻き」発言を読み、ときお絵描き掲示板でABLEさんのイラストを見て、どうしても「とき」以外のもの言わぬ裏方たちにも語らせたくて作りました。

  「とき」は見た目が可愛くちょっとドンくさくて(←ホメてます)、ある意味アイドル的なところがあると思います。
 そういう意味で、スラブ軌道や橋脚たちって、照明とか大道具小道具を扱う裏方に私は見えてしまいました。
 この作品は、作る前に「これって絶対一般ウケはしないだろうなぁ」と思ったのですが、たとえウケなくても、どうしても作っておきたかった作品なのです。


 日本には昔から、針供養というものがあります。

 縫い物をする人が、いつも使う針を休ませる意味で豆腐に刺します。
 実際には針で仕事をしている本人が疲れているんだろうに、長いこと付き合ってくれた針に対して感謝の念をささげ、自分ではなく、針を休ませるのです。
 自分が針だったらどうだろうと考え、命の無いものにまで、命あるものと同等の扱いをするのです。

 これは確かに合理的な考え方ではありません。
 ある意味、愚かな行為と言う人もいることでしょう。
 しかし、命の無いもののことを想像出来るのであれば、命のあるもののことを考える力とならないでしょうか・・・。

 現代社会、人の心は殺伐とし、陰惨な事件が各地で起こっています。

 このフラッシュを観た方が、新幹線にすら賛辞の言葉をささげる思いやりの心と想像力を使い、世の中がほんの少しでも住みやすくなったなら・・・

 私は泣きます。


 ≪制作DATA≫ 準備 : 一週間  実制作時間 : 10時間


 【英雄伝説フラッシュの楽屋裏】

 飛砂走石のメンバーは、フラッシュ作品を作ったとき、そのfla(フラッシュの元データ)を他のメンバーに公開していて、意見を聞いたり、他のメンバーが参考にしたりしています。
 昨年夏、某少年漫画の連載が終了したとき、私がその最終回記念としてフラッシュを作成したのですが、そのflaを使って中の画像を差し替える形で飛砂3石さんが作った作品です。

 飛砂3石さんはこれがフラッシュ初作品で、かなり苦労されたようですね。(^_^;

 画像を使わせてもらった方々、ありがとうございました。

 もし著作権をお持ちの方がおられましたら、申し訳ありませんでした。
 謹んでお詫び致します。


 ≪制作DATA≫ 準備 : 一週間?  実制作時間 : 30時間?


 【夢フラッシュの楽屋裏】

 先日、オフ会兼忘年会が開催され、久しぶりで飛砂走石全員が揃いました。

 そこで現在育児休暇中の元飛砂走石代表者、飛砂1石さんの「命令」により急遽作られることになった作品です。_| ̄|○

 「ただいまフラッシュ」と同じで、タイムシート無しのぶっつけ本番作成です。

 このやり方、製作者としてすごくキツイんですが・・・_| ̄|○

 さらに追い討ちをかける宴会最後での飛砂1石さんの一言・・・

 「前が前だけに、みんなすごく期待してるんでしょうねぇ」(悦)

 そんなに嬉しそうにプレッシャーかけないで下さい。_| ̄|  ○

 期待度と満足度は、反比例の関係にあるそうです。

 出来れば期待せずに観て欲しいのですが・・・。


 ≪制作DATA≫ 準備 : なし  実制作時間 : 10時間


 【飛砂777石の楽屋裏】

 先日、『「飛砂走石」という名前を見ただけで泣きそうになる』とか、『この人泣かせ系に強いなぁ』とかいう感想を目にして、_| ̄|○状態になりました。

 「飛砂走石」という名前は複数の人物が使っていて、作風はそれぞれバラバラですし、そもそも私(777)自身が、いつもこういうタイプのフラッシュを作っている訳ではありません。

 実は私はグリグリ絵が動いて大活劇があったり、キャラが気持ちよく空を飛んだりするような作品が好みなのです。

 浮遊感が感じられる動きが作りたいと、ツバメが飛びまわるだけのシーンを延々作ったりしています。

 私が理想としているのは、人に説教したり無理矢理泣かせようとしたりせず、特定の宗教や思想に偏らない、大活劇エンターテイメントというようなタイプなのです。

 ちょうど これなんかが理想ですね。(カマキリのCG絵をクリック)

 「ときフラッシュ」は、言うなれば、いつもシリアスな作品ばかり描いている漫画家が、突然ギャグを描いているようなもので、いつもの私の作品の対極にあるような作品と言えます。

 そのうち、まったく違うタイプの作品とかが飛砂走石の名前で出て来ても驚かないで下さいね。(^^;


 それと「とき」フラッシュは、私個人の作品と言うより、地震板のあのスレッドの住人みんなの力で作られたものだと思っています。

 私もよく、忘れてはいけない気持ち、感じなければならない感情を忘れてしまうことがあり、落ち込むことがあります。
 実は「とき」のフラッシュは、自分で自分に言い聞かせている部分が多くあるのです。

 この作品を観て優しい気持ちになって、もし現実の世界でも人に優しくしてもらえたら・・・、作った者としてこんな嬉しいことはありません。


 最後になりましたが、このサイトにたまに来られるリアルでの「とき号」の関係者の方々・・・
 「とき」の奇跡は、「とき」に関わった名も無き技術者さん達の安全性を高めるための日々の努力が引き寄せた幸運だと私は信じています。
 ありがとうございました。
 そして、これからもよろしくお願いします。


追記1
 【トキ フラッシュの楽屋裏】

 最初、上越新幹線運行再開記念として「夢フラッシュ」に続けてすぐ作ろうと考えていたのですが、仕事の関係で時間がとれず、一時は断念していました。

 昨夜は夜11時と思ったより早く帰れたので_| ̄|○、またもぶっつけ本番で作った小品です。

 楽しんで頂けましたでしょうか?

 睡眠不足で現在異常にハイ状態になってるのですが・・・、こんなこと続けてると、体壊すのが先か、仕事ミスして会社クビになるのが先か・・・_| ̄|   ○


 今回の新幹線運行再開ということは、もちろん時間の節約による経済的効果がメインでしょうが、「精神的メリット」も大きいように思います。

 実際には乗らない人も、新幹線が走っているという事実、「いつでも乗れる」という安心感は、大きな心の支えになるのではないでしょうか。

 被災された皆さんの、一日も早い復興を祈念しています。


 ≪制作DATA≫ 準備 : なし  実制作時間 : 5時間


追記2
 【英雄伝説フラッシュの楽屋裏2】

 感想メールで・・・

 FLASHの最後の写真の中の誰が、飛砂777石さんなんですか?

 というのを頂きました。_| ̄|○





 飛砂3石さんに確認したところ、あれは臨時地震板の【(・○・)】 上越新幹線とき号 【JR束】スレッドにURLが貼ってあったものだそうです。


 変な期待(?)をされていた方、すみませんでした。


追記3
 【「とき」へフラッシュの楽屋裏】

 感謝状でも少し書いていますが、飛砂6石さんのお兄さんと友人が、とき325号に偶然乗車されていました。

 このフラッシュの「とき」へ向けた文章の前半部分は、飛砂6石さんのメールの文章を使わせて頂いています。

 ちなみに飛砂6石さんのお兄さんは私の友人でもあり、結婚式場でもっとすごい面白エピソードがあったのを知っているのですが、それを書くといささかシャレにならない部分があるため自粛しました。(^_^;



 ある程度予想していたとはいえ、「とき」が廃車となってしまったのは本当に残念なことですね。

 この「廃車」というのは帳簿上のことだけで、まだ事故調査委員会の結果が出ていないため、すぐに車体が処分されてしまうことはないようですが、でも、これで「とき」(K25編成)が再び営業運行に戻る可能性もなくなってしまったようです。

 もし処分が決定したなら・・・

 できれば、「安全神話崩壊の象徴」として解体するのではなく、「より新幹線の安全を高める」ための解体であってほしいと願います。


 【おやすみフラッシュの楽屋裏】

 私は車両に対する感謝の念と感動を閲覧者に伝えるための手段として、「とき」を擬人化し、一連のフラッシュを作成しました。

 こういう手法は、支持してくれる方もいますが、一部に非常に反発し毛嫌いする人も生み出してしまいます。

 でも、これだけは分かって欲しいのですが、私は決して安易な気持ちでこの手法を使っているわけではありません。

 「ときたん」というキャラは確かに擬人化されたものかもしれませんが、私はその後ろにいる「とき」の奇跡を支えた全ての人へ、感謝の思いを伝えたくて使っているのです。



 どこかで災害が起きると、最初マスコミは大きくとりあげます。

 しかし、そのうち時間が経ち、他にセンセーショナルな話題が起きれば、すぐにそちらに移ってしまいます。

 でも、ニュースにならなくなっても、その場所では多くの命が生きています。



 この世界が、人を助け、人に助けられる喜びを知る世界でありますように。


 【次回作の楽屋裏】

 事故原因調査のための保存命令が解除され、とき(K25編成)が処分された場合、その後にときフラッシュを作るのは作者としてあまりに悲しすぎ、辛いため、「上越新幹線とき325号」関係のフラッシュは、『おやすみ』フラッシュを一応の最後とさせて頂きます。

 もし、「とき」がどこかに展示・保存されることが決定した場合のみ、次の作品を作りたいと思います。


追記4
 【とき325号Flashページの楽屋裏】

 2004年11月7日に公開された「上越新幹線とき325号Flash」ページですが、本日(2005年10月12日)アクセスが100万ヒットを越えました。

 こんなにもすごい数の人に観て頂いて感激です。



 人間というのは、「すごい発明や発見」といった何かを『攻める』内容の仕事はすごく評価しますが、日々普通に使っている電車の運行といった『守る』内容の仕事は当然のものとしてあまり評価しない傾向が強いと思います。

 ときFlashのような、新幹線の安全性とかいう誰も知らないしマニア以外興味もないし評価もされないような内容の作品は、普通に考えると受けるようなものではありません。

 でも誰も認めなくても、私はとっても大切ですごい仕事だと思っていて、「英雄が喝采を浴びる中、自分の仕事を黙々とこなす名も無き人物」というのに特に弱く、そういう内容にスポットを当てたがる傾向があって作ったものです。

 この作品がこれほどの評価を受けたことは、作者として本当に驚きでしたが、また心底うれしく感じました。



 ご覧になって下さった方々、どうもありがとうございました!



 ときFlashを見ることで、とき号のこと、被災者のこと、さらには地震等の天災について考える機会を持ってもらえれば幸いです。


 今回、アクセス100万オーバーを記念するため、数日前からカウンターを管理人以外も見られるようにしてはどうか、という意見もあったのですが、以前から「とき号」関係のページに関して、地震という天災を利用してアクセスを伸ばそうとしているとの批判もあり、キリ番ゲット等で騒ぐのは相応しくないと考えて自粛しました。
 午後3時すぎに来られた方、きっとあなたがキリ番ゲッターです。(^^;
 おめでとうございます!